ずっと東京で暮らし、一年半ほど仕事の都合でいわゆる田舎で暮らし、今はまた東京で生活しています。
田舎でよかったことは、田舎暮らしをきっかけにクルマに乗りはじめましたが(必需品)、ドライブの行き先には困らなかったです。一般道も混まないから快適で燃費もいいし。(そのかわりスタッドレスタイヤを買ったり雪かきしたり冬はたいへん)それで今まで見たことのないいろんな自然の風景に出会えました。
それはわたしにとってたいへん素晴らしく、今も貴重な想い出ですが、よかったことといえばそれだけだったような気もします。
田舎というのは、全てではありませんがたいていは気候条件がよくないわけです。(よければ大昔から人が集まり都会になる)夏は暑く冬は寒い。わたしが暮らしたところは12月に初雪が降ったと思ったら、それから春まで毎日と言っていいほど雪が降りました。
クルマは必需品と書きましたが、クルマを持ってない人、免許のない人、運転できない高齢者の人たちは日常のスーパーのお買い物すらタクシーです。(贅沢なのではなく、スーパーは少なく、タクシーで行くしかない)
そのスーパーに並んでいる野菜などは地元のおいしくて新鮮なものが安いだろうと思いきや、なぜか遠く離れた土地の野菜が東京のスーパーより高い値段で売られていました。(田畑だらけの土地でしたが、地の物は都会に出荷)
わたしは賃貸マンションを探しましたが賃貸はアパートしかありません。
家賃や駐車場は確かに安かったですが、分譲マンションなどは3LDKで3?4000万円くらいだったので、それなら首都圏でもいっぱいありますよね。
また田舎の人は人情にあふれると言われますが、それは地域によると思います。
わたしがいたところは「権利主張をするのが都会的」というような考えを持つ人が多く、個人情報に関することに東京の人以上にうるさかったり、権利を侵害されたらどこまでも闘う姿勢があったりしてむしろ東京よりギスギスした感じでした。
あと、夜8時にもなると、外ではほとんど人を見かけません。
都会で深夜3時に住宅街を歩いてる人がいても直ちに不審者とは思いませんが、わたしがいたところでは夜9時に一人で歩いてたら警察に職務質問されても当然な印象でした。
しかしもっとも困ったのは何かにつけ「不便」ということです。
今はインターネットの普及でいろんなものが買えますが、最新の実物を見るには150kmもクルマで走らなければいけなかったし、インターネットだって3年前ですが光(FTTH)は来てなくてADSLの40Mのコースに入ったものの1Mも出ません。
病院も限られているので、病気になったらけっこうたいへんだと思います。
重い病気だと都会の病院に行かなければならないかもしれません。
国民保険の人なら、都会から比べるとびっくりするほど保険料が高い。住民税も然りです。その割に医療も環境も整備されない。
おしゃれをしたって、周囲から浮きまくり。
10代ならともかく20歳以降だとミニスカートはいてるとちょっと異様。
結局街中、部屋着みたいな感じで、わたしもそうしてました。
それを「気楽でいい」と感じるか、逆に「息がつまる」と感じるかは人によると思います。
でも冒頭に書いた自然のそばにいることはわたしにはとてもよかったので、将来はそこそこの田舎に住むのはいいかなあとは思っています。
あ。。それともうひとつ。
東京に住んでるわたしから、ずーっと田舎で暮らしてる人の印象を一言で言うと、、、
「お金持ちなんだなあ・・」です。
田舎暮らしはほんとにお金がかかります。
「東京はなんでも物価が高いから、田舎でゆとりのある暮らしがしたい」なんて発想は、都会人の驕りであり、またとんでもないカンチガイです。
書いてるうちにとんでもなく長文になってしまいました。すみません^^;
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1453602414
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